産土神社
産土神社

 

産土神社・氏神さま


 

産土神社。氏神さま、土地神さま。

 

案外ご存知ない方もいらっしゃるということに

最近気づきました。


そういう私も3年前まではよくわかっていませんでしたし・・・。

 

定義は調べるといろいろあるようですが、一般的なのは、

 


産土(うぶすな)神社・・・生まれた土地の神社さん、お宮参りに行った神社さん。

 

氏神(うじがみ)さま・土地神さま・・・今済んでいる地域の神社さん。

済んでいる場所によってどの神社さんに属しているかは決まっていて、

役所に問い合わせるとわかるそうです。

 

・・・という感じのようです。

 

個人的には氏神さまは、あまり役所の登録にこだわらず、

近所の気持ちのいい神社さん、でいいのでは・・と思っています。

行ってみると自分にここちいいかどうかはすぐにわかります。

 

 

ところで

産土神社や氏神神社にお参りする意味ってなんなのでしょう・・・??

 

 

何か叶えたい願いがあるとき、有名な神社さんに行って

お願いしたりしませんか?

例えば、恋愛祈願に出雲大社、とか・・・。

 

でもそれは本当は正しくないそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、神社とは願い事をお願いする場所ではなく

自分の決意を宣言する場所。

願うのであれば、世界の平和、など皆の幸せを願う場所なのです。

(けれど、それには自分も含まれるので、結果自分の幸せを願う事になります♪)

 

一生のうち、1回、行けても数回の遠くの神社に行き、

お願い事を言うだけ言ってお礼参りもしない・・・

 

神さまはそんな自分の利己的なお願いを聞いてくれるのでしょうか??

 

 

実際、大きな神社へ行くと、自分の願い事を言ったところで

到底聞いてもらえない、というのが感じられる方も多いと思います。

 

私も無知もあり、いまは有名な神社めぐりをしている状態です。

けれど、

神様に祈るどころか、私がお参りしたところで

神様は気付きもされていない・・・と感じることが多々あります。

 

国の安泰のために鎮座するような神社では

個人の願いなどより国の安全に目が向けられているからです。

 

(ちなみに大きな神社さんが産土様、という場合ももちろんあります。

出雲でお世話になったタクシーの運転手さんがそうで、

観光客とは違った目線でその神社さんに親しげにお参りしていました。

自然とそうなるんだな、と感じました。)

 

 

とはいえ・・・人間ですから!!

 

日々の小さなお願いや

幸せを祈りたい場所って

確かに必要です。

 

今、今日生きていくのがちょっと辛いような気持ちのとき。

 

やるだけのことはやって、あとはどうしても神頼みしたいとき。

 

そういうとき、神社にお願いに行けないなんて・・・

行く意味があるのかとさえ思えてしまったりしますよね(笑)

 

そんなとき。

産土さま、氏神さまにお参りにいけば

個人的なお願い事ができるのだそうです。

 

ちなみに本来は日々の幸せに感謝し、

日々お参り、が正しいのだとは思いますが・・・

 

苦しいときの神頼み・・・であっても

産土様、氏神様は親のような存在。


わがままで利己的な子供である私たちの願いや祈りを

ちゃんと聞いてくださいます。

 

日本中にある素敵な神社さんや

パワースポットで有名な神社さん。

そういうところにお参りできると本当に幸せな気持ちになりますが、

そのあと産土様にお参りに行くと妙にほっとしたりもします。

 

不思議です。

 

(ちなみに私の場合は産土様と氏神様が一緒なので

産土様、とお呼びしています。)

 

私の産土さまがいいパワースポットということなのでしょうか???

 

それは、「私にとって」です。

 

いい気を受けられる産土様、氏神様は人によって違うんです。

 

ちなみに 

私の産土神社さんは、ちょっと変わっていて

御霊神社というカテゴリです。

 

それは

不幸な死で怨霊となり、災いをもたらす霊を

神として祀った神社。

 

菅原道真公の天満宮や

平将門公の神田神社などが有名です。

実は出雲大社もそのうちの1つになるわけですが・・・

 

700~1000年程度前、神事を取り仕切る天皇家が

怨霊を沈めるために御霊を祀ったのが始まりです。

当時、権力争いで殺害された救われない魂などが

天変地異などを起こし国に災いをもたらすとされていたのです。

 

反面、天変地異を起こすほどの強いパワーをもつ怨霊を

神として祀る事でその力をもらえる、という考えが日本人にはあります。

 

本来天皇家だけが行っていた御霊神事が

御霊信仰として一般人に普及・大流行したそうで、

それが御霊神社のはじまりです。

 

話がやや逸れましたが、

ちょっと怖くないですか?

知る人ぞ知る、オカルトスポットにもなっています。

 

 

けれど

子供時代から遊び場だったせいか。

 

私にはとても心地のいい場所なんです。

 

その強いパワーはいつも私に勇気をくれます。


行けるときには行ってお参りをします。

地元の小さな神社なのですが、子供が遊び

お参りに来る方がいつもいます。

通りすがりに鳥居前で一礼する人も多いです。

 

子供が遊ぶ神社、ってなんだか好きです。

(子供が好きと言うわけではありませんが(笑))

子供がそこに怖さを感じていない証拠だと思います。

未来を感じると言うか。

 

行くといつもすがすがしい風が吹きます。

私のパワースポットです。

 

そういう場所が近くにあるのは本当に便利で(笑)

 

一人で考えても

人と話しても

辛くて苦しいような問題を抱えているとき

 

ちょっと出かけてお参りすると、本当に心が癒されます。

 

買い物をしたり、マッサージに行ったりでも癒される・・・と思いきや

実は本当に癒されてはいないですよね。心は。

 

でも神社なら?

 

もしかしたら神様はいて、もしかしたら願いを叶えてくれるかもしれない。

 

そんなの信じない、と思っていても

「もしかしたら」の部分は、今の科学では解明されていないことは否めません。

 

その「可能性」が

心の深い部分で、自分のよりどころになるのだと思います。

 

 

最近は、パワスポ流行ですが(笑)

日本中のパワースポットをあちこちまわりながら、

地元の神社さんへは行ったことのない人がほとんどだそうです。

 

もったいない・・・と思います。

 

ぜひ一度、お参りしてみてください。

 

もし行ってみてピンと来なくても

 

日本にはそこかしこに神社がありますから、

役所で決められた神社ではなく、その付近の神社さんも

探してみてください。

 

私は実家から5分のところに引っ越し、氏神神社が変わったので

お参りにいったのですが、

そこには神様はいらっしゃらないと感じました。

鳥居をくぐりましたが怖くてお参りもできなかったんです。

 

後で調べると、その神社さんは

ひとりの神主さんが5つの神社を管理しているうちのひとつでした。

 

鎮守の森はほとんど伐採されて

丸裸のようになった社・・・

手入れの気配もありません。

 

自分が怖い、と感じたら

お参りもしない方がいいそうです。

 

私は鳥居で一礼だけして出ました。

 

それで、距離的にはそう変わらない今までの氏神様=産土様を

自分の氏神様だと決めました(笑)

 

そんなふうに、

自分が心地いい場所が見つかると思います。

 

だって、そこに住んでいるということは既に

そこの土地神さまとご縁があるからなのですから。

 

ちなみに職場(仕事先)の氏神様にもお参りするといいそうです。

 

私はそうとは知らずに数年前から年に2,3回お参りしていた東京大神宮が

職場の氏神神社ということになってちょっと驚いたのと

導かれたような気持ちになりました。

 

そんな偶然も、必然、にカウントして

 

近所でいつでも好きな時に行ける

自分のパワースポットを探してみませんか。

 


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